メンタルクリニックに通っている精神保健福祉士の日記


by tanpopo77m
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カテゴリ:つたない詩( 38 )

2013

2013年、初投稿です。本年もよろしくお願いいたします。
最近はフェイスブック 
https://www.facebook.com/mari.yasuda.31?sk=wall
へ書くことが増え、久々のmari's dialy です。
 

それは 涙の結晶で できていたのだ
 
それは また 死への畏れから  逃れるように 生きていたのだ

こころの 穴を 埋めるかの如く  
  
なにものかに 心を奪われていないと 成り立たないのだ

生きているということは 死に向かって 一歩ずつ歩んで往く 短くも 儚く

一篇の小説を 綴るものでは なかろうか

筆を 置いた時 幕は 降ろされる

微笑んで その時を 迎えるために 

今日も 畑の大根を 食し

明日も  はたを楽にしようと 寄り添う

ほんとうのところ 楽にさせてもらっているのは 私だと知りながら
            

     

  
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by tanpopo77m | 2013-01-22 22:21 | つたない詩

1993 あすなろのうた

岡山の田舎で 6人兄弟の末っ子として 僕は生まれた
近所の子と毎日のように 川に入り 山の中を走り回った

二十歳の誕生日が近づいた頃だったろうか
眠れない日々が続き それからだんだんと僕の人生は変わっていった

僕は初め 囲いの中で生活した
病院という壁の向こうの社会で

十年がたち 山が青く輝く季節 僕はようやく囲いから出て アパートでの新しい暮らしを始めた
やっと手に入れた自由
でも僕を雇ってくれる会社はなかった

── 中略 ──

顔から流れる汗を タオルで拭いながら 僕は考えた
このせっけんを使ってくれるのは どんな人だろう

きっと 心のやさしい人
つつましい暮らしをしている人
人を愛し 自然を愛している人
その人は 洗濯をしながら思うだろうか
せっけんを作った人のことを

せっけんを作ったのは 僕たち
せっけんを作ったのは 僕たち

── 中略 ──

せっけん工場ができたなら 
僕は風を切って 自転車をこぎ、毎朝せっけん工場に通うだろう
働く喜びを 身体いっぱい 感じたいから

── 中略 ──

精神分裂病 そううつ病・・・・
わけのわからない病名に 私もみんなも惑わされ
大事なことを忘れてしまう

私は患者・・・・そう、医者からみれば
だけれど、それより前に一人の人間
ヒトとして生まれ ひととして育ち 人として暮らす

私は 私の このかけがえのない人生を 希望をもって 生きていきたい
── 後略 ──

 
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by tanpopo77m | 2012-12-25 15:39 | つたない詩

無題

君の瞳から 涙こぼれし
何をか こらえ 涙する

君の心は 幼な子の如し
脆く 紙風船の如く 手のひらで 上へ上へ 押し上げてやらん
我の息を 吹き その紙風船を 空高く 飛ばしてやらん
空高く 空高く
   
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by tanpopo77m | 2010-01-05 20:50 | つたない詩

水鳥

羽広げし 水鳥の雛 二羽連れ添って 川面泳ぎて 水紋浮かぶ 

紅き椿 君 唇を近づけし 
葉は君の耳たぶの如し その黒髪に 花一輪
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by tanpopo77m | 2009-12-27 19:29 | つたない詩

そのままの君が

うつ病は 我に多くを 教え給う
精神病と共に 生きる 人たちも 我に多くを教え給う
苦しきことは 真実を見出し
心に 灯りを灯す


君 嘆くことなかれ
君の 病は 治りゆく
また 新たな 喜びも 生まれゆく


今夜 眠れば 疲れは和らぎ
再び 生きる力 甦える
心に 灯り灯し 共に歩む時
夜明けを迎え 太陽より エネルギーを得る


君の存在が 友に生きる力を与え給う
君は そこにいるだけでいい
そのままでいい そこにいてくれるだけで
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by tanpopo77m | 2009-12-23 00:02 | つたない詩

おむすび

背筋を ちゃんと のばして 生きなさい
遠くまで 見えるように

ゆっくりと 歩きなさい
しゃがんだ人に 気がつくように

あなたの 命が 燃え尽きるまで
その人生を振り返るのは 今ではない


君 迷う時は 目を閉じなさい
正しいものが 見えてくるから

心の声が 聞こえてくるのだ

手を広げて 歩きなさい
その手に 触れるものがいるかもしれない
 
心に壁を 作るのではない
壁なんて 壊すものなのだ


君 奢ることなかれ
隣人を 大切にしなさい

耳を 澄ませなさい
小さな 声で あなたを呼んでいる人がいる

己のことだけを 考えているようでは いけない
気付きなさい

気付いた時が 始まりなのだ
 

いつでも立ち止まれる 勇気を持ちなさい
両の手で水をすくい 口にふくませるのだ

新しい空気を 肺に送ってやりなさい
あなたの細胞が 目を覚ますように


生きる意味など 考える時間があれば
おむすびを一つ 心を込めて 握りなさい
その温かなおむすびを 待っている人がいるのだから

おむすびを 共にほおばり
お米を作った人に 感謝しなさい
この国の恵みに 人の労働に 
そして 食べてくださる目の前の人に

その人が いる限り
あなたは おむすびを握っていく
今日も 明日も 
 
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by tanpopo77m | 2009-12-21 07:47 | つたない詩

無題

過ぎ行かば 嬉し哀しも 去りゆきて 
手のひらの上に 赤い椿
風に吹かれて 落ちゆかん
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過ぎ行かば 楽し苦しも 去りゆきて
君想う 黄色い蜜柑
握りて噛めば  ・・・・


過ぎゆかば つらきことも 去りゆきて
君が手折りし 白い水仙の 残り香
我が上を 通りし 君の 明日いづこへ
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by tanpopo77m | 2009-12-20 16:21 | つたない詩

雲に乗って

綺麗すぎるあの空に あの雲に 乗れたなら
異国の空へ 飛んで 行き
花を髪に飾って 波と戯れていよう

朝陽がのぼったら 砂浜に行き 裸になって 泳いでいよう
太陽が 波間に沈んでいくまで

お月様がでてきたら 月の光に照らされて あなたと踊っていよう

恥ずかしがるものは 何もない 
生まれてきたことは 受け入れるしかないのだから
今まで生きてきたことも

お化粧も しないで 何もまとわず ただ長い髪だけは切らずに

瞼を閉じて 沖に泳いでいく
魚たちが 苦しみを解き放ってくれるだろう    
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by tanpopo77m | 2009-12-20 12:27 | つたない詩

ノラ

窓を開ければ 青い空と 駆け足で流れていく雲
扉を開けて 一歩外に出れば 今朝の新しい空気に包まれる
ノラちゃんと目が合って 笑顔になれた
昨日蕾だった水仙が 太陽に向って咲いている
「元気をだしなさい」って 声が聞こえた
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by tanpopo77m | 2009-12-20 10:49 | つたない詩

感謝

離れ行く 友を 思う
君と 出会った遠いあの日
心が 優しい人だと すぐにわかった

いっしょに 飲んで 笑った あの日
公園で 弁当広げて食べた秋の日

私が 苦しい時 そばに居てくれた
知らず知らずのうちに 頼ってしまったのかもしれない
甘えていたのだろう
君の気持ちも わからず いつも わがままだった
だから 君は 離れていくのだろう
今は 君が元気でいることを祈るだけ
今まで ありがとう
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by tanpopo77m | 2009-12-20 08:23 | つたない詩