メンタルクリニックに通っている精神保健福祉士の日記


by tanpopo77m
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

病気になって良かったのかな・・と思えた

先日の大分でのセミナーでの収穫は、「私、病気になって良かったのかな」
「今やってることは間違ってないんだ」と思えたことだった。

私は8年前に病気になった。うつ病だ。

それまで働いていた福祉施設を辞めて、当事者の仲間と作業所を立ち上げた。
半年前に調理のパートの方が辞められてから、新しい人を雇わず、作業所の仲間と協力しながらカフェをやってきた。

新しい気づきがたくさんあった。

みんなの力がみるみるうちに発揮されてきたのには驚かされた。
頼れる人がいれば頼ってしまうのが人の常だ。
「障がい者」「患者」と見なされれば、皆そんなふりをしてしまうのだ。

でも実はみんな個性があり、能力を秘めている。
この半年間、一人一人の能力が開花されるのを目の当たりにしてきた。

こんなことはどんな本でも勉強できない。
「実践」の中から感じるもの、得るものなのではないだろうか。

今、「プロシューマー」が注目されている。
精神障がいの世界では、当事者である人が、サポートする側の立場もとることをいう。

病気の体験を生かして、病気・障害のある人たちのサポートをする。
人の役に立つことによって、リカバリーされていく。
生活に密着したサポートができ、気持ちを分かち合える。
「経験」にまさるものはないのだろう。

あと10年もしたら、精神病院は激減し、福祉施設も減り、当事者中心のサポート体制ができているかもしれない。実際当事者で、精神保健福祉士を勉強し、資格を得ている人は多い。
そういう人々が精神病院中心の医療・福祉を好ましいと思うはずはなく、自分たちで考えて、必要なサポート体制を作っていくだろう。
今もなお精神病院のベッド数が減らず、敷地内に福祉ホームや作業所などを作ろうという発想が起きるのは、医療法人の経営としか思えない。
患者を食い物にしないでほしい。
そして、私たち当事者は力を合わせて私たち自身が心地よく、幸せに暮らせる環境を自分たちで作っていこうではありませんか。

私は大分の研修で、秘かにこんなことを考えていたのでした。
[PR]
by tanpopo77m | 2011-11-08 23:40 | 日記