メンタルクリニックに通っている精神保健福祉士の日記


by tanpopo77m
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政権変わってこれからどうなるか

今日、精神科医療センターの中島院長の講演を聞きに行って来た。
何度か聞いたことがあるから、ところどころ笑える話かな、と思っていたら違った。
パワーポイントを使ったもので、厚生労働省との話し合いの後、国が出してきた指針の説明
だった。
精神病院に入院している患者さんが退院できるか、出来ないかを全国の精神科医に調査した結果、30パーセントだったかな、「退院できそうにない」と答え、しかも「何もできない」という理由をあげている、これは精神科医の意識調査になった・・長期の入院によって出来ていたスキルもできなくしてきたのに、それを理由に退院できない、と決めるということは、そのまま病院で死んでください、ということではないか!!と中島先生は言われた。私もその通りだと思う。前から二番目に座って先生の顔をじっくり見ながら、新しい情報の話に興味津々だった。
厚労省との話で、サバイバーで有名な広田和子さんと中島先生は、国はこれまでとってきた精神障害者に対してとってきた政策について、当事者と家族に謝らないといけない、と主張されたそうだ。
このことは大阪の塚本正治さんも言われていた。
例えばハンセン病では確か国は謝罪したはずだ。あたり前のことだけれど。
国の政策によって、多くの精神障害者は不必要な長期の入院をし、人生を大きく変えられた。
私の前の職場の上司は、十年以上入院している患者さんに働きかけ、嫌がる患者さんを外に出した。
そのために共同住居を作った。その時退院し、地域で暮らし始めた方々の中で確か、三人亡くなられた。
入院したまま亡くならなかった。c0093850_21245717.jpg
私立の精神病院は入院している患者を長期に入院したままにしていることが多い。家族も入院を望み、又は家族と疎遠になっていることが多い。だから退院して帰る場がないのだ。
だったら作ればいい。
でもそれはその病院の医師やワーカーの情熱によってできるもので、広がってはいかない。
国がきちんとした法を作り、予算をつけなければならない。
民主党に変わり、自立支援法はなくなるそうだ。
どうなるのだろうか。当事者を中心に、関わっている人たちはだまっていていいのだろうか。
一人ひとりの声を束にして、声を上げていかなければいけないだろう。
精神病院をなくしたイタリアをはじめ、先進諸国の中で日本は百年遅れていると言われる。
そのことによって、被害を受けているのは精神病を患っている人たちだ。
精神疾患の患者の数は糖尿病、がん、などと同じくらい多いそうだ。
恥ずかしいが、そんなに多いとは知らなかった。

自立支援法はなくなり、どう変わっていくのだろうか。心配だ。国の施策に振り回されてる気がする。
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by tanpopo77m | 2009-09-27 21:15 | 日記